Pocketでまとめて削除する方法

かなり前、「Read It Laterで一括削除する方法」という記事を書いたのですが、Read It Laterはその後Pocketと名前を変え、削除の方法もまた変更されましたので改めて紹介します。以前あった「Bulk Edit」の機能が変更され、まとめて削除するのがちょっと面倒になってしまったと思うのですが、どうでしょうか。ちなみにWeb版のPocketの場合です。

例えば、次の画面で1、5、6を削除するとします。これはQueの画面ですが、Archiveの画面でも同じです。

Pocket_001

本来はもっと下の方へいくつも表示されているはずですが、最初の部分のみ切り取っています。

削除する記事を選ぶ

Pocketにため込んだリンクから、まとめて処理したいものを選択します。

Pocket_002

Macならコマンドキーを押しながら、Windowsならコントロールキーを押しながら、クリックして複数選択します。タイル表示でもリスト表示でも同様です。また、シフトキーを押しながら、連続しているタイルを一括で選択することもできます。

ただし、上掲のイメージのなかでちょうど数字のあるあたり(写真や本文のあたり)をクリックしないと、うまく選択できません。

複数選択したタイルの背景が薄い黄色になり、上に別のメニューが表示されます。濃いめのグレーの背景の部分です。

処理を選ぶ

Pocket_003

タイルの上に現れたメニューから目的の処理を選びます。「Archive」と「Favorite」は直接処理されます。「Delete」の場合、確認のウィンドウがでます。「Add Tag」はタグを入力するウィンドウが出ます。右端にある「×」をクリックすると、選択が解除されます。

ここでの目的は「削除」なので、「Delete」をクリックし、確認に「OK」すると、選択したリンクが削除されます。

どうですか。うまく処理できたでしょうか。

以下はおまけ。

使いにくい点

上記の削除方法を何度か使ってみて、どうも使いにくさを感じました。

わたしはPocketを使う時、リンクの記事を読み終わったらチェックしてアーカイブへ送り、ある程度まとまったらアーカイブから一括削除(Bulk Editの機能で)するというやり方をとっていました。Pocket自体にずっと保存しておかないのでアーカイブの使い道がなく、その度に消す「ゴミ箱マーク」での削除はいちいち確認が出てうるさいからです。

そのため、変更前の「Bulk Edit」(前記事参照:「Read It Laterで一括削除する方法」)、つまりチェックボックスですべて選択してから、まとめて削除する機能を便利に使っていました。

その点、変更後は面倒になってしまいました。

以前からそうでしたが、タイルにポインタを合わせて初めてチェックやゴミ箱などのマークが出てくるとか、こういう「何かアクションしないとメニューがでてこない」といった方式は本当に困ります。一度気がつけばできるようになりますが、最初はなかなか気がつくものではありません。機能を作っている方はそのほうが「便利」「おしゃれ」だと思うのでしょうか。それとも簡単にチェックや削除をさせたくないとか。まさかね。

また、削除対象が「すべて」である場合、とても面倒です。全部を削除したかったら、ため込んだリンクの一番下へ画面をスクロールして最後のリンクをシフトキーを押しながらクリックしなければなりません。

しかし、実はこの「全部選択」の方法は以前と大差ないのです。でも何故か変更後のほうが面倒感が増しました。それは、「コマンドキー+クリック」で複数選択できるのに、「コマンドキー+A」が使えないためではないかと思います。何度もひっかかり、すべてのテキストが選択されてしまって「イラっ」と来る繰り返しです。

キーボードを使って選択しているのに、キーボードでできると期待される別の動作ができない。前はチェックボックスを使った選択で、ただマウスを使うだけだったのでそういう期待はしなかったんですよね。

目に見えるメニューも最初は隠されているし、直感に頼ろうと思えば期待(推測)を裏切られる、そういう点が「使いにくさ」の元ではないかと思っています。

以上はWeb版でのことですが、アプリケーション版ではどうなのか、いずれ試してみたいと思います。

ほぼ日手帳にソフト下敷き

2012年はアクションプランナー+SYSTEMIC」でそれまで使っていた「ほぼ日手帳」に対する不満を書き連ねて「アクションプランナー」に変えておきながら、2013年にはまたほぼ日手帳に戻す(「2013年は、ほぼ日『手帳』で行こう」参照)のは愚挙なのか? ほぼ日手帳について「使いにくい」と感じていた点を改善する自分なりの工夫について書いてみます。

これまでのほぼ日手帳への不満

当時感じていたほぼ日手帳に対する不満はだいたい以下の点。

  • 1日1ページが使い切れない(空白ページがもったいない気がして)
  • マンスリーとデイリーをうまく使い分けられない
  • 紙質(薄い、ボールペンで強く書くと次の紙にまで跡がつく)

ほぼ日手帳英語版にしてみたところで、上記の点は何も解決されません。でも今のところ、上の二点については、「いろいろなメモを手帳に集約する」、「マンスリーには見たドラマを記録」くらいの方針で書いており、ページはけっこう埋まっています(まだ12月だし!)。時間の決まった予定はiPhoneのリマインダーアプリにまかせているので、ほぼ日手帳はもっぱら覚え書き用。

第三点については、今回から「ソフト下敷き」というのを導入してみることにしました。

ソフト下敷きとは

ソフト下敷きの存在は知っていたけれど、買うのも使うのも今回が初めて。ちょっとネットで見てみると、埼玉限定?という話もあっておもしろいですね(リンクをいくつか:My Library tagged ソフト下敷き)。硬筆書写用とあり、毛筆に対する「硬筆」なので、ソフト下敷きもボールペン限定というわけではなく、鉛筆でも使うようです(ここは誤解していました)。書くものの種類より、「筆圧が強くない」人向けとも書いてあり、自分には向くかどうかちょっと不安。そもそも自分は筆圧が強いのか、弱いのかもあいまいです。

A6判ソフト下敷きをつくる

共栄プラスチック製のを買いました。A6版というのはないようなので、A5をすぱっと半分にします。柔らかいので角が危ないということもありません。

ソフト下敷き切断
ソフト下敷き切断 Photo by xiaolin_n

厚さを比較。厚いですね。

ソフト下敷きとほぼ日の下敷き
ソフト下敷きとほぼ日の下敷き Photo by xiaolin_n

挟んでみます(試し書きと違うほうに挟んでしまった!)。

ソフト下敷きを挟む
ソフト下敷きを挟む Photo by xiaolin_n

どのくらい「ソフト」かというと、このくらい。A5を切ったA6判で、このくらい曲がります。

ソフト下敷きはソフト
ソフト下敷きはソフト Photo by xiaolin_n

試し書き

ジェットストリームとアクロボールで試し書きしてみました。

ソフト下敷きで試し書き
ソフト下敷きで試し書き Photo by xiaolin_n

マルに「ソ」はソフト下敷き、マルに「ハ」はほぼ日手帳の硬い下敷きで、入れ替えながら書いてみました。ハード(硬い下敷き)のほうが細く、微妙に筆跡が流れています。全体としてソフト下敷きのほうがしっかりした字が書けるようです。ソフト下敷きがペン先をしっかり受け止めてくれるからでしょうか。一番下の、ジェットストリームのカラーインクで硬い下敷きを使って書くのはほとんど苦行でした。ソフト下敷きの書き心地を知ってしまってからは、比較のための試し書きでさえ「もうこんなのイヤだ!」と思ってしまったくらい。

この中で一番書きやすかったのはアクロボール3の青(ソフト下敷き)、一番書きにくかったのがジェットストリームのパープル(硬い下敷き)でした。アクロボールは最近お気に入りのボールペンで、緑のインクがあれば最強だと思っています。ソフト下敷きを使うと、滑らかインクのボールペンでも妙に滑ることがなく、書きやすくなります。

ちなみに書いた部分の裏はこんな感じ。次の紙には影響しません。

ソフト下敷きで試し書き裏側
ソフト下敷きで試し書き裏側 Photo by xiaolin_n

やっぱり筆圧でへこみますね。下敷きの種類には関係なく、書いた部分全体がこんもり盛り上がっている感じもあります。

改めて思い出すと、これまでほぼ日手帳ではいつもボールペンに硬い下敷きで「滑るなあ」と思いながら我慢して書いていました。そもそも間違った組み合わせだったわけですが(硬筆と硬い下敷き)、次の紙に跡がつかないようにするにはそれしかなかったのです。

上記の「ほぼ日手帳に対する不満」で紙質を上げましたが、実際には紙質に対する不満というより、硬い下敷きを使ってのボールペンでの書き心地の悪さが陰にあったようです。特に、細字のジェットストリームはインクが滑らかで書きやすいのがアダとなり、硬い下敷きとの相性は最悪です。その点がソフト下敷きでは改善されそうです。筆圧についても、これからは滑らないように腕に力を入れて書く必要がなくなるので、快適になるのではないかと思います。

書きやすいボールペンが滑りすぎると感じる人に、ソフト下敷きはオススメです。

机上用にA4も買いました。

手帳使い始めの「儀式」

ほぼ日手帳とカバー(ジッパーズのロキャロン)を手に入れて(「2013年は、ほぼ日『手帳』で行こう」参照)、使い始めました。

ここ数年、手帳を使い始める時に行う最初の儀式として、モットーというか方針をテプラで打ち出して見返しに貼り付けます。

ほぼ日手帳見返し
ほぼ日手帳見返し Photo by xiaolin_n

決まっているのは次の格言類。

  • La nuit porte conseil.(「フランスの諺 – Wikiquote」にありました。)
  • OMNIA MEA MECUM PORTO(ラテン語の格言ですが、最初に聞いたのはドラマ『BONES』のセリフでした。”I carry with me all my things.”と言ってましたね。)
  • 布施の三忘(断捨離関連のブログで見かけたことば。仏教的な意味でとらえているわけではありません。)

その他、思いついたことや気をつけたいことなど。シールなんかも貼ります。

2012年のアクションプランナーでは表紙が真っ白で味気なかったので、表紙に貼っちゃってます。

SYSTEMIC+ActionPlanner005
SYSTEMIC+ActionPlanner005 Photo by xiaolin_n

手帳を開くとパッと目に付くところなので、いつも心に留めておくにはぴったり。

アクションプランナー手帳参考サイト、記事(7)

けっこう取りこぼしがあったので第七弾。

*はわたし自身のメモ、タグはDiigoでつけたものです。すべてのリンクをまとめてみるには、「My List: A Collection on “アクションプランナー” (ActionPlanner) | Diigo」をどうぞ。

Posted from Diigo. The rest of my favorite links are here.

2013年は、ほぼ日『手帳』で行こう

手帳。2013年は、迷った末にほぼ日に戻すことにしました。カバーはジッパーズを使ってみたかったので、高いけど『ロキャロン』を買ってみました。また、ウィークリーも買いました。通信販売で、今日届きました。

あらためてほぼ日の紹介ページの写真をみると、オリジナルの普通のカバー、ジッパーズ、カズンの大きさが比較できますね。

手帳遍歴

これで、

  • 2008年-ほぼ日手帳+カバーは『牛革タンニン仕上げ・オレンジ』
  • 2009年-ほぼ日手帳+カバーは『ファブリック・マキノ・モノトーンチェック』
  • 2010年-ほぼ日手帳+カバー同じ
  • 2011年-ほぼ日手帳+カバー同じ
  • 2012年-アクションプランナー+カバーはコクヨのシステミック:2012年はアクションプランナー+SYSTEMIC
  • 2013年-ほぼ日手帳・英語バージョン+ウィークリー+ジッパーズの『ファブリックカバー・ロキャロン』

と、歩んできたことになります。

ここだけ見るとアクションプランナーが「一時の気の迷い」みたいですが、これ以前はもっとあれこれふらふらしていたので、ほぼ日が続いているのがめずらしいのです。

英語バージョン+ジッパーズにしてみた

それにしても、実際手元に届いてみると、ジッパーズって大きいですね。箱を開けてパッと見て、「こりゃ、旅行用かな」と思いました。自宅では前のカバーを使って、文具や細かい書類といっしょに持ち歩きたい時だけジッパーズに移すか……と考えてしまうほど、大きいイメージ。でもすぐに見慣れてしまいましたけど。

アクションプランナーのA5よりは一回り小さいのですが、厚みがあるのでかさばりますね。それでも、ロキャロンは文句なしにかわいいです。この柄にしてよかった。手帳の入ったポーチという感じです。

それでは写真で紹介します。

表から。ジッパーは下から上へ閉めます。ほわっとしたさわり心地ですが、中には堅いものが入っていて、しっかりしています。

ほぼ日手帳2013_02
ほぼ日手帳2013_02 Photo by xiaolin_n

裏から。この写真は手帳が逆さまでした。ポケットはウィークリーをいれるのにちょうど良い。

ほぼ日手帳2013_01
ほぼ日手帳2013_01 Photo by xiaolin_n

中地は焦げ茶色。手帳はぱたんと開くけど、ケースは背の部分とジッパーでつかえます。ちょっと左側が持ち上がっているのが分かるでしょうか。

ほぼ日手帳2013_03
ほぼ日手帳2013_03 Photo by xiaolin_n

背の部分は革。

ほぼ日手帳2013_04
ほぼ日手帳2013_04 Photo by xiaolin_n

なぜ、またほぼ日に?

以前、ほぼ日のシステムと紙質に対する不満について書きましたが(2012年はアクションプランナー+SYSTEMIC)、システムと紙質が変わっていない以上、また同じような不満を抱くことになる可能性はあります(わたしに合わなかっただけで、紙質が悪いわけではありません)。

今回、英語バージョンにして、ウィークリーも導入してみたのは、その不満が少しでも解消されるのではないかと思ったからです。それに、以前の不満を超えて、ほぼ日に戻してもう一度使ってみたいと思わせる何かがこの手帳にはあった、ということかな。いや、まあそんな大げさな話じゃなく、単に「何でも書き込める手帳」が欲しかったというだけのことです。英語バージョンは「日付のついた方眼ノート」という感じですしね。アクションプランナーは、その点ちょっと(こっちが)遠慮してしまい、何でも書き込むというわけにはいきませんでしたから。

ほぼ日、本体の使い始めは12月からです。使ってみて感じたことはまたそのうち記事にしたいと思います。

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参考書。