Blogを書けばいいのにね

散歩図鑑番外。

叔父のはがき
叔父のはがき Photo by xiaolin_n

退職した叔父が、もともとの山好き、健脚を活かして週末(再就職したので)ごとにあちこちへ電車で出かけては歩き、紀行文をはがきで送ってきます。

母いわく、週に一度か二度親戚宛に全部で十五部ほど作成してそれぞれ送っており、届いた分はもう百通以上になるとのこと。たいてい写真が一枚、表と裏でたぶん千四百文字くらいの文章が印刷されています。

こんなにマメで、こんなに文章を書けるなら、今時ならブログにでもすればいいのにな。もっとおおぜいの人に見てもらえるし。

と、そういって、いとこ(叔父の娘)に勧めたら、「わたしがやることになりそうだからイヤ」だって。そりゃそうかな。

毎日新聞の書評『イザベラ・バードの日本紀行…』

【2011年12月26日追記】毎日新聞の書評より。リンク切れです。

イザベラ・バード(一八三一〜一九〇四)の著書は、東北や北海道のことで参照することが多く、一九七三年に刊行された高梨健吉訳『日本奥地紀行』(平凡社東洋文庫)に頼り切っていた。それでも充分面白い。

 しかし『日本奥地紀行』は、一八八五年にロンドンで普及版として刊行された本の翻訳である。普及版とはつまりダイジェストだ。それに対してこのたび刊行された本書は、普及版の五年前に出された二巻本の全訳である。イラストもすべて採録しており、何より『日本奥地紀行』では読めなかった西日本への旅の様子や、バードの研究ノートや東京論を読むことができる。

[From 今週の本棚:田中優子・評 『イザベラ・バードの日本紀行…』=イザベラ・バード著 – 毎日jp(毎日新聞) ]