インクカートリッジ、使い終わったらどうする?

郵便局から里帰りさせます、という話。

2008年1月にDellの1720dnというモノクロレーザープリンタを買ってから、ずっと愛用しています。長い文書をすばやく印刷してくれるし、両面印刷もできる。コストも(たぶん)低い。ただし大きいのでけっこう場所を取ります。

本体は2万円ちょっとで、買った当初付属していたカートリッジは半年ほど(2008年7月)で買い換えとなりました。それで買ったカートリッジ(公称6,000枚印刷できる。10,500円)が3年もって、半年ほど前に交換のランプがつくようになり、それでもしつこく使ってやっと(2012年4月)交換しました。印字はまだきれいなのですが、紙送りがひっかかるようになったのは、トナーが限りなくゼロに近いからかな~と悟りまして。

プリンタ自体の買い換えも考えましたが、大きいのが不満とはいえ、本体には故障もないし、ほかに買い換える理由もないので、「あと3年はこれで」というつもりで6,000枚用のカートリッジをまた購入しました。

さて、使い終わったカートリッジをどうするか。

今回、購入したカートリッジの箱には、使い終わったカートリッジを回収します、というファクスの申込書が同梱されていました。前回も入っていたと思いますが、「環境への取り組み | Dell 日本」の一環で、回収前提で販売しているカートリッジであるとのこと。そういうことなら何が何でも返却せねば……。電話番号もあったので、問い合わせてみたところ、カートリッジ1個からでも無料で回収してくれるそうです。

しかし、いくら普通のプリンタのよりは大きい(かなり大きい)とはいえ、1個きりで回収をお願いするのも気がとがめる。Dellの担当者さんは「1個でも回収します」と言ってくれましたが、たぶん会社のような、いくつかまとめて交換する場合を想定してるんだろうなあ。

前回は確か郵便局に持ってったはず……と記憶をたどると、そうでした。これ。前回が3年半も前だから、忘れてました。

郵便局の「インクカートリッジ共同回収」というページを見ると、対象とするメーカーと、回収している郵便局が分かります。というわけで、今回も郵便局へ持っていくことにしました。電気店で回収しているところもありますが、近くの電気店には最近回収ボックスは置いてないのです(そもそもDellのはないし)。

次回、3年たってまた忘れてる可能性があるので、覚え書きエントリでした。

MacにつないだプリンタをWindows7機から共有する【すんなりできた編】

PC(Windows7)からMacにつないだプリンタを使う手順について、以前トラブった時に対策を書いたのですが(MacにつないだプリンタをWindows7機から共有する【手間取った編】 | 秋風夜雨)、その記事をもう少しわかりやすく書きなおしてみました(Mac OS 10.6.8とWindows7)。

今回はまっさらのPCで始めたせいか、特にトラブルが発生することもなくすんなり印刷できてしまい、拍子抜けしました。「Bonjour Print Services for Windows」ひとつでだいたいOK。前回はBonjourが先にインストールしてあったので勘違いしただけかも。

手順

次の手順で進めます。

  1. 無線または有線で、MacとPCが同じネットワークでつながっている状態にする。
  2. Mac側の設定
    • プリンタのドライバをインストールする
    • プリンタを共有する
  3. PC側の設定
    • プリンタのドライバをインストールする
    • 「Bonjour印刷サービス」をインストールする
    • Macのプリンタを追加する

順を追って説明します。

ネットワークの設定

無線または有線で、MacとPCが同じネットワークでつながっている状態にします。

インターネット共有についてメモ | 秋風夜雨」でも書きましたが、ウチではパソコン3台とプリンタ2台が有線と無線でつながっています。ファイルのやりとりなどをしているわけではなく、みんなで一つのネットワークでインターネットができるよ、というレベルです。DELLのプリンタはUSBケーブルでMacにつながっており、無線機能はありません。デスクトップのPCも有線です。今回はDELLのプリンタをPCから使えるようにします。図にすると、次のようになります。

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薄い青の円がWi-Fiとケーブルでつくられたネットワークのイメージ。青の実線は、ケーブルでつながっていることを示しています。今は、一番上にあるノートPCからMac経由でDELL 1720dnを使って印刷しようとしています。

Mac側の設定

プリンタのドライバをインストールし、印刷できることを確認

そもそもMacにつないで使っているプリンタという前提なので、ここはもう完了していると思います。

プリンタ共有の設定をする

ここからが本題。

「システム環境設定」の「共有」で、「プリンタ共有」にチェックを入れます(「プリンタ」欄で目的のプリンタ名にチェックが入っていることと思います)。

「システム環境設定」と「共有」の画面。

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「共有」の画面で「プリンタ共有」にチェック。そのほかの項目は今回は関係ありません。

コンピュータ名は「iMac」としてあります。

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PC側の設定

プリンタのドライバをインストールし、印刷できることを確認

ここでドライバをインストールしてないと、「Bonjourプリンタウィザード」の段階でドライバのインストールを求められます。先にやっておくほうが簡単。

DELL 1720dnでは、プリンタドライバをインストールして、その後USBケーブルでつなぐ必要がありました。プリンタによって違うかもしれません。その後はケーブルを外してもだいじょうぶ(それが目的ですし)。

「Bonjour印刷サービス」をインストールする

Appleの「Bonjour Print Services for Windows」から「BonjourPSSetup.exe」をダウンロードしてインストールします。

最初のウィンドウで「次へ」をクリック。

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次のウィンドウで「インストール」をクリック。二つあるチェックマークのうち下の方にチェックを入れておくと、「Apple Software Update」が合わせてインストールされます。入れておけば便利でしょう。

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「完了」をクリック。再起動の必要はありません。

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Macのプリンタを追加する

デスクトップかスタートメニューから(または検索して)、「Bonjourプリンタウィザード」を見つけて起動します。

追加したいプリンタをクリックして選択し、「次へ」をクリックします。この場合、「@ iMac」がついているのがネットワーク越しに見えているMacにつないだプリンタです(「iMac」の部分はMacで設定した名前によります)。
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次の画面で「完了」をクリックし、終了します。

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確認

コントロールパネルの「デバイスとプリンタ」を見ると、目的のプリンタが追加されています。直接ケーブルでつないで使うほう(つないでないのでグレースケールになっています)と、ネットワークでつながったほうのプリンタがあります。

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「@ iMac」のほうをつかって印刷してみると、
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「プリンタオフライン」なんて出てますがちゃんと印刷はできます(時々失敗します)。

最初のMacの設定で「プリンタ共有」がオフになっていたり、Macがスリープしていたりすると、そのプリンタで印刷することはできなくなります。「Bonjour」というのもいつのまにかインストールされますが、意識する必要はないと思います。

以上、お役に立てば幸いです。