『一太郎』次のバージョンは『承』

『一太郎 創』はほとんど使うチャンスがなく、たまに使おうとしても分からなくて前回のように(一太郎メモその1「新規文書のスタイルは『記憶』ボタンで」 | 秋風夜雨)戸惑うことになるんですよね。

でも、『一太郎 創』にはMacのソフトのような統一された美しさがあります。ほとんどその美しさに惹かれて買ったようなものです。使ってみると、機能的にも統制された美しさがあります。ATOK2011で日本語の入力を、一太郎で日本語の表示関連の機能を担当し、両方合わさって完成しています。それに比べるとWordは日本語処理ソフトとしてはぎくしゃくしているように思えてなりません。

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20111206164300 Photo by xiaolin_n

ブログをまめに更新するようになって、下書きをするのに一太郎を使っています。上のスクリーンショットは前にも紹介した編集中の表示画面です。余白を黒にすると集中できる気がします。ほかにも木目調なんかにもできます。

一太郎にはTwitterやポメラ、Evernote、Flickrとの連携機能(ソプラ)もあります。

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20111208160100 Photo by xiaolin_n

上はソプラのうち、Flickrの画面です。ここから、一太郎で作成中の文書に写真を貼り付けることができます。文章を書きながら「ここにはこの写真を貼ろう」などと考えるにはいいかも。タグ付きではないので、ブログの記事ならば後で貼り直す必要がありますが。

なんて、実験していたらソプラだけが強制終了してしまいました。Evernoteにサインインして同期しているところだったんですが、ノートが多すぎたのか、何なのか……(上で機能をほめたのにな)。それから何度トライしても終了してしまいます。こんなことなら、逆に『一太郎からEvernoteへ送る』みたいな機能をつけてくれたほうがありがたい(あるのかな)。

そんなところへ次のバージョンのお知らせが!

名前は『一太郎 承』。来年二月発売の予定だそうです。ソプラはどっかへ行っちゃってますね。やっぱり微妙な機能だということで、やめちゃったのかな。『一太郎 創』も使いこなしていないので、次バージョンを買うかどうかは未定。でも日本語についての機能が充実していそうで、こころひかれます。バージョンアップでポイントも持っているので、かなりお得なはず……。

一太郎メモその1「新規文書のスタイルは『記憶』ボタンで」

一太郎2011 創』で、新規文書(新しい文書)を自分の好みの見た目(フォント、編集画面の表示形式、表示の拡大など)で開く方法です。ちょっと悩んだのでメモ。

新規文書を好みのスタイルで開く

例えばこの編集画面だと、和文フォントはメイリオ、フォントサイズ10.5、表示は「イメージ編集」で110%の拡大に設定してあります。また、「イメージ編集」では行間ラインを「表示」にしてあります。

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いつも新規文書を作成する時にこの形式で開きたいと思った場合、どこで設定すればいいのでしょう? 「ツール」→「オプション」を見てもそれらしい設定項目はありません。マニュアルを見ても分かりません。

答えは、それぞれの(フォント、表示形式などの)設定ダイアログで好みのスタイルに設定した後、「記憶」ボタンを押してシステムに記憶させることです。

設定の手順(「記憶」ボタンがカギ)

開いている文書でページの字数・行数、フォント、フォントのサイズなどを変えるにはメニューの「書式」→「文書スタイル」のそれぞれのシートで設定します(下の画面)。

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それぞれのシートで設定後に「記憶」ボタンを押すと、確認のアラートが出るので「はい」を押します。これで新規文書のスタイルとして設定されます。それからダイアログ自体を「OK」で閉じます(ここで「キャンセル」を押しても、開いている文書のスタイルは変わってしまいます)。

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新規文書を作成した時の編集画面を「イメージ編集」にするには、メニューの「表示」から「画面表示設定」を選び、出てきたダイアログの「共通」シートで「イメージ編集」を選択して「記憶」、「イメージ編集」シートで好みの設定にしてまた「記憶」します。「OK」でダイアログを閉じます。いま開いている文書の画面表示が変わり、新しく開く文書も設定したものになります。

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以上です。それぞれの設定シートで「記憶」ボタンを使えばいいということですね。

マニュアルにもありました

設定できた後で、「記憶」という単語でマニュアルPDFを検索すると、後ろのほうの「トラブルQ&A」に簡単に書いてありました(むー)。「トラブル」というわけじゃないんだけどなあ……。

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