ほぼ日手帳にソフト下敷き

2012年はアクションプランナー+SYSTEMIC」でそれまで使っていた「ほぼ日手帳」に対する不満を書き連ねて「アクションプランナー」に変えておきながら、2013年にはまたほぼ日手帳に戻す(「2013年は、ほぼ日『手帳』で行こう」参照)のは愚挙なのか? ほぼ日手帳について「使いにくい」と感じていた点を改善する自分なりの工夫について書いてみます。

これまでのほぼ日手帳への不満

当時感じていたほぼ日手帳に対する不満はだいたい以下の点。

  • 1日1ページが使い切れない(空白ページがもったいない気がして)
  • マンスリーとデイリーをうまく使い分けられない
  • 紙質(薄い、ボールペンで強く書くと次の紙にまで跡がつく)

ほぼ日手帳英語版にしてみたところで、上記の点は何も解決されません。でも今のところ、上の二点については、「いろいろなメモを手帳に集約する」、「マンスリーには見たドラマを記録」くらいの方針で書いており、ページはけっこう埋まっています(まだ12月だし!)。時間の決まった予定はiPhoneのリマインダーアプリにまかせているので、ほぼ日手帳はもっぱら覚え書き用。

第三点については、今回から「ソフト下敷き」というのを導入してみることにしました。

ソフト下敷きとは

ソフト下敷きの存在は知っていたけれど、買うのも使うのも今回が初めて。ちょっとネットで見てみると、埼玉限定?という話もあっておもしろいですね(リンクをいくつか:My Library tagged ソフト下敷き)。硬筆書写用とあり、毛筆に対する「硬筆」なので、ソフト下敷きもボールペン限定というわけではなく、鉛筆でも使うようです(ここは誤解していました)。書くものの種類より、「筆圧が強くない」人向けとも書いてあり、自分には向くかどうかちょっと不安。そもそも自分は筆圧が強いのか、弱いのかもあいまいです。

A6判ソフト下敷きをつくる

共栄プラスチック製のを買いました。A6版というのはないようなので、A5をすぱっと半分にします。柔らかいので角が危ないということもありません。

ソフト下敷き切断
ソフト下敷き切断 Photo by xiaolin_n

厚さを比較。厚いですね。

ソフト下敷きとほぼ日の下敷き
ソフト下敷きとほぼ日の下敷き Photo by xiaolin_n

挟んでみます(試し書きと違うほうに挟んでしまった!)。

ソフト下敷きを挟む
ソフト下敷きを挟む Photo by xiaolin_n

どのくらい「ソフト」かというと、このくらい。A5を切ったA6判で、このくらい曲がります。

ソフト下敷きはソフト
ソフト下敷きはソフト Photo by xiaolin_n

試し書き

ジェットストリームとアクロボールで試し書きしてみました。

ソフト下敷きで試し書き
ソフト下敷きで試し書き Photo by xiaolin_n

マルに「ソ」はソフト下敷き、マルに「ハ」はほぼ日手帳の硬い下敷きで、入れ替えながら書いてみました。ハード(硬い下敷き)のほうが細く、微妙に筆跡が流れています。全体としてソフト下敷きのほうがしっかりした字が書けるようです。ソフト下敷きがペン先をしっかり受け止めてくれるからでしょうか。一番下の、ジェットストリームのカラーインクで硬い下敷きを使って書くのはほとんど苦行でした。ソフト下敷きの書き心地を知ってしまってからは、比較のための試し書きでさえ「もうこんなのイヤだ!」と思ってしまったくらい。

この中で一番書きやすかったのはアクロボール3の青(ソフト下敷き)、一番書きにくかったのがジェットストリームのパープル(硬い下敷き)でした。アクロボールは最近お気に入りのボールペンで、緑のインクがあれば最強だと思っています。ソフト下敷きを使うと、滑らかインクのボールペンでも妙に滑ることがなく、書きやすくなります。

ちなみに書いた部分の裏はこんな感じ。次の紙には影響しません。

ソフト下敷きで試し書き裏側
ソフト下敷きで試し書き裏側 Photo by xiaolin_n

やっぱり筆圧でへこみますね。下敷きの種類には関係なく、書いた部分全体がこんもり盛り上がっている感じもあります。

改めて思い出すと、これまでほぼ日手帳ではいつもボールペンに硬い下敷きで「滑るなあ」と思いながら我慢して書いていました。そもそも間違った組み合わせだったわけですが(硬筆と硬い下敷き)、次の紙に跡がつかないようにするにはそれしかなかったのです。

上記の「ほぼ日手帳に対する不満」で紙質を上げましたが、実際には紙質に対する不満というより、硬い下敷きを使ってのボールペンでの書き心地の悪さが陰にあったようです。特に、細字のジェットストリームはインクが滑らかで書きやすいのがアダとなり、硬い下敷きとの相性は最悪です。その点がソフト下敷きでは改善されそうです。筆圧についても、これからは滑らないように腕に力を入れて書く必要がなくなるので、快適になるのではないかと思います。

書きやすいボールペンが滑りすぎると感じる人に、ソフト下敷きはオススメです。

机上用にA4も買いました。

手帳使い始めの「儀式」

ほぼ日手帳とカバー(ジッパーズのロキャロン)を手に入れて(「2013年は、ほぼ日『手帳』で行こう」参照)、使い始めました。

ここ数年、手帳を使い始める時に行う最初の儀式として、モットーというか方針をテプラで打ち出して見返しに貼り付けます。

ほぼ日手帳見返し
ほぼ日手帳見返し Photo by xiaolin_n

決まっているのは次の格言類。

  • La nuit porte conseil.(「フランスの諺 – Wikiquote」にありました。)
  • OMNIA MEA MECUM PORTO(ラテン語の格言ですが、最初に聞いたのはドラマ『BONES』のセリフでした。”I carry with me all my things.”と言ってましたね。)
  • 布施の三忘(断捨離関連のブログで見かけたことば。仏教的な意味でとらえているわけではありません。)

その他、思いついたことや気をつけたいことなど。シールなんかも貼ります。

2012年のアクションプランナーでは表紙が真っ白で味気なかったので、表紙に貼っちゃってます。

SYSTEMIC+ActionPlanner005
SYSTEMIC+ActionPlanner005 Photo by xiaolin_n

手帳を開くとパッと目に付くところなので、いつも心に留めておくにはぴったり。