本棚通じてゆる〜い交流−メディアマーカー
2009年10月8日 Leave a comment
メディアマーカーというサイトがおすすめ。本などのメディア、ブックマークなどをどんどんため込み、一件ごとにタグをつけて管理したり、それがモノならば「ウィッシュ」(買ってない)か「購入済み」かに分けたり、本ならば「未読」、「読中」、「読了」の印を簡単に変更したり、抽出したりすることができます。おすすめポイントは二つ、
- Amazonのウィッシュリスト代わりになる
- 他人の本棚がのぞける!
これに尽きます。ちなみにわたしのバインダーは、メディアマーカー – ほんのむしの本棚。主に本の管理リストとして使っています。
「Amazonのウィッシュリスト代わりになる」−おすすめポイントその1
わたしが「本のリストはメディアマーカーで行こう(当面は!)」と思ったのは、何よりAmazonのウィッシュリストからのインポートがしやすかったからです。ほかの読書管理サイトもいくつか試してみました。が、やはりAmazonからのインポートがしにくかった/できなかったり、微妙にくせがあったりして、長続きしませんでした。
Amazonのウィッシュリストに対しては、
- 表示が遅い
- 検索ができない
- 個人情報漏洩騒ぎ
に不満を持っていたので、「メディアマーカーはいいかも」と思った使用初日(2009年1月5日、正月早々何をやってるんでしょう)に長年ため込んだ500件全部をインポートで登録し(メディアマーカー – ほんのむしの本棚 / 2009年1月5日)、元のリストはすっきりさっぱり削除してしまいました。不満はすべて解消され、その後は、持っている本や読みたい本をメディアマーカーにばんばん登録しています。手帳やパソコンでつくっていた古いリストも、かなり登録しました。ISBNさえあれば楽に登録できますが、手書きのメモはけっこうたいへん。
持っている本、一件ごとの登録は、Macでウェブカメラがあれば「XBookInfo|バーコードでAmazonに簡単アクセス」というソフトが便利です。カメラにバーコードをかざすとAmazonの個別ページが表示されるので、ブックマークレットで登録。楽ちんです(クリック一発とはいきませんが)。またメディアマーカーではCSVエクスポートで全件全項目のバックアップを取れるので安心。
メディアマーカーの使い方や機能は、以下の記事に詳しく紹介されています。2の記事に、ほかの読書管理サイトがリストアップされています。
- 「メディアマーカー」で書庫を作るという密かな楽しみ:霧笛望のはぐはぐ電脳小物 – CNET Japan
- 自分に最も合った「本棚サイト」を発見した。「メディアマーカー」のすすめ[絵文録ことのは]2009/01/12
「他人の本棚がのぞける」−おすすめポイントその2
メディアマーカー利用での楽しみはもう一つ、「ほかの人のリストを見ること」です。
例えば、『COFFEE LOVERS(コーヒーラヴァーズ) (エイムック 1806)』という本では、今のところ5人が同じ本を登録していることが分かります。
そのときのわたしの思考の流れはこんな感じ。〈むむっ、5人が同じ本に興味を持っているのか〜〉→〈「5 users」の部分をクリック〉→〈公開している人の一覧表示〉→〈その人たちがほかにどんな本を登録しているかが気になる……(なりますよね?!)〉→〈ユーザー名クリック〉→〈その人のバインダー表示(もちろん、その本あるいはバインダーを公開している人のみ、表示されます)〉→〈読書傾向が近いな〜(などなど)〉→〈ウォッチリストに入れよう!〉。
わたし自身のバインダーが、先ほども書いたように欲しい本、読んだ本、持ってる本をかたっぱしから登録しているので、実際の蔵書に近づきつつあります。だから逆に、ほかの人のバインダーがその人の本棚(蔵書)そのもののように思えてしまい、のぞくのがすご〜く楽しいのです。雑誌が多い人、なぜかブックマークが多い人など、個性があってそれもおもしろい。その人のバインダーをウォッチリストに入れる(バインダータイトル横のプラスマークをクリック)と、いつでもチェックできるようになります。
よく考えると、本棚(蔵書)=思想(頭の中)をさらして/のぞいているようなものなので、Amazonの個人情報漏洩どころの騒ぎではないかも(違うか)。わたし自身は、とりあえず「のぞき」に対する仁義として、バインダー自体を公開し、個別の本でもできるだけ「鍵マーク」(非公開)をなくすようにしています。
メディアマーカーでは、バインダーから自分のサイトなどにリンクもはることができるし、「読了」、「購入」などのステータスをTwitterに投稿することもできて、自分の活動を「本」を切り口に見せることができます。多機能ですが表示はすっきりしているし、自由度が高い。本棚を見せ合うコミュニケーションの場として、利用してみてはいかがでしょうか。